ONE PIECEの世界にも登場する様々な乗り物を実在したとされる話を元に考察していきます。
第一回目は2年の修行を経てシャボンディ諸島に終結した麦わらの一味が目指す魚人島へ向かう途中に遭遇した、幽霊船 フライング・ダッチマン号について。
このフライング・ダッチマン号について色々と調べてるとすごく興味が湧いてきました。
物を大切にする大事さなど色々と問いかけてくることもありますのでしばしお付き合いください。
幽霊船 フライング・ダッチマン号
幽霊船を象徴する存在として有名なのが、「さまよえるオランダ人」という意味を持つフライング・ダッチマン号。
16世紀末に太平洋へと向かっていたオランダ船が突如、航海記録も残さず行方不明となりました。
それ以降、フライング・ダッチマン号の噂が世界の船乗りの間でまことしやかに囁かれる様になりました。
当時の噂だと、アフリカ最南端の希望峰近海で幽霊船が彷徨っており、この船を見た者は不幸が訪れると恐れられていました。
以降、フライング・ダッチマンの風説は瞬く間に世界中へと広がり、各地で目撃情報が相次ぐ事に。
世界の各地域ではその姿や呪いの在り方は様々で、中には相当脚色されたフィクションの強い話しまで出てきました。
しかし、その目撃情報の多くが「第一発見者は生きて帰らなかった・・・。」という報告があったことからフライング・ダッチマン号の恐怖を増幅させ、後世まで語り継がれる伝説の幽霊船となりました。
幽霊船 フライング・ダッチマン号の船長
そして気になるこの幽霊船 フライング・ダッチマン号伝説の発祥国となったオランダでは、これを題材にした小説やオペラなど創作されました。
実際ディズニー映画のパイレーツ・オブ・カリビアンの2作目ワールド・エンドでは、ディヴィ・ジョーンズ率いるフライング・ダッチマン号の登場。
漫画 ONE PIECEではバンダー・デッケン9世率いるフライング・ダッチマン号の登場など。
物語の中には船長として、バンダーデッケンという人物が登場し物語によっては人物像が異なります。
船や船員を粗雑に扱う非道な性格で描かれることが多く、その行動が海神の逆鱗に触れ、呪いを受けた。
また、バンダーデッケンも裁きに対して怒り、神を呪ったとか。
その結果、幽霊船と共に永遠に海を彷徨う幽霊船として語り継がれています。
幽霊船 フライング・ダッチマン号の正体
フライング・ダッチマン号の目撃情報に共通する事は「誰も乗組員がいないのに海上を進んでいた」という報告。
これらの大半は船に見切りをつけた船員が何の処理もしないまま、船を海に放置したが故の悲劇であると考えられています。
世界各国での例として、嵐に巻き込まれ、沈んだはずの船が海上を長年彷徨っていたり、海上で放棄したはずの船が乗組員よりも先に帰港していたという報告も。
また、放棄された船が行き着く先は、漂流により一カ所に固まる事が多いとの事です。
船の墓場
船の墓場と呼ばれる様々な地帯が形成されることもあり、航海をする者達にとって、氷山よりも危険な存在になる場合もあるそうです。
これらを踏まえ、船を放棄する際には愛船が悲しい運命を送らないよう、火を点けて海底に送り出す事が船乗りとしての最大限の船に対する礼儀であり、船への弔いであると言えます。
まとめ
いかがでしたか?今回は幽霊船 フライング・ダッチマン号について紹介しました。
私は船乗りではありませんが物には魂が宿るとよく聞きます。
普段使ってる物も大事にする事が使う人にとって大切だと改めて感じます。
次回はどんな考察か未定ですがお楽しみに。